台湾で知った日本の歴史
こんにちは、ストーリーテラーの阿弖流為です。今日もまた、台湾で知った日本の歴史を書きます。
歴史を知ることはなぜ大切なのでしょうか。
ある場所に訪れたり、建物を見たりするとき、その背景を知っているのと知らないのとでは、全く見え方が異なります。
たとえば、今回台湾で知った日本人の偉人の一人に『後藤新平』という方がいます。まだ本を読んでいる最中なので今書ける情報だけ書きます。
日本の首都東京。1923年に関東大震災が発生しました。10万人余りが犠牲となった、大災害。この震災から東京を復興させた人物こそ、後藤新平さんです。
台湾国立博物館を訪れた時、児玉源太郎さんの銅像と共に、後藤新平さんの銅像も展示されていました。
台湾4代総督、児玉源太郎。児玉と共に台湾の近代化に大きく貢献した人物が、後藤新平。後藤新平は東京市長等を歴任し、関東大震災が発生した時、日本の中で復興のための指揮を取った。
後藤新平は岩手県奥州市の出身です。ここは東北の歴史上、最も大切な場所と言っても間違いではありません。東北の抵抗の歴史を作った、アテルイの故郷。
そんな場所から、台湾にも大きく貢献し、東京の復興にも大きく貢献した後藤新平さんが生まれているという事実。
今まで30年間日本で生きてきて、全く知ることのなかった歴史。台湾に行かなければ、おそらく、後藤新平さんを知ることはなかったと思う。
東京駅を作ったのも、後藤新平さん。東京駅、東京を訪れるとき、後藤新平さんを思い出す日本人が、果たして現代にどれくらいの数いるのだろうか。
歴史を知らなければ、ただの表面的なものしか見ることが出来ない。
なぜ、今の形の東京が出来上がったのか。誰が東京の原型を作ったのか。
歴史を知ることで深いところから物事を見ることが出来るようになります。たとえるならば、点で見るのではなく、線や面で観れるようになる、ということです。
後藤新平さんは、戊辰戦争で負けた仙台藩で生まれながら、明治新政府下で出世し大いに活躍した人物。非常に稀な運と、能力を持ち合わせた人物。東北の英雄。
台湾に行って初めて知った人。
まだまだ調べ始めたばかり。これから、もっともっと後藤新平さんや台湾の歴史を調べていきます。
また書きます。
では。